熱中症の年間の患者数は年間で40万人ぐらい。
この内病院に搬送されて亡くなる方もおります。
すでに熱中症で昨日7月13日には4名の方がお亡くなりになっています。
すべて高齢の方です。
お一人住まいの高齢者の方はこの時期は注意が必要です。
また一緒にお住まいの方や、身近にご高齢の方がいらっしゃる方は
こんな症状が出ていたら注意して下さい。
熱中症にかかる高齢者の方の症状や予防や対策
以外と知られていない熱中症の発生場所を調べてみました。
意外なところで熱中症になっているんですね。
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熱中症になる高齢者のこんな症状は危険です。
熱中症は梅雨が開けた夏に注意と皆さんが想っています。
患者数を見れば確かに夏がとても多いのですが、
梅雨前の6月で熱中症にはかかります。
近年は早い時期の熱中症が増加し、
病院などに救急搬送される患者さんが増える傾向です。
今年の5月もそうでしたが、体が暑さになれない時期に温度が上がると
体温調節が上手にコントロールできない
小さな子どもや年配の高齢者が熱中症にかかりやすくなります。
高齢者の方が下記のこんな症状がでたら
熱中症に患っているかも知れませんので、
医師による早めの治療が必要です。
●熱中症の症状
・まっすぐに歩くことができない
・手足がしびれたり、こむら返りやけいれんがおこる
・体がだるく、めまいや立ちくらみがする
・頭痛や吐き気がする
・爪をギュッと白くなるまで押して、ピンク色に戻るまで3秒以上かかる
・皮膚に張りがなく、手の甲の皮を引張って元に戻るまで3秒以上かかる
・体温が37度以上ある。
熱中症は暑さにさらされておこる体の不調で、
その原因は暑さによって汗をかき、体から水分・塩分が失われて
体の体温調節機能が無くなる症状からおこります。
身近にいらっしゃる高齢者の方が出たら
医療機関での早めに治療を行って下さい。
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熱中症の高齢者の対策は水だけではダメ
外にお出かけする時も、ペットボトルのお茶や水を持ち歩くと思います。
これは脱水症状から熱中症になるのを防ぐためですね。
この読んで誤解を得る「脱水症状」という言葉
確かに体から水分が無くなっておこるのが熱中症なのですが、
なくなるのは水分だけでなく、塩分のナトリウムはじめ
カルシウム、カリウム、マグネシウムなどの電解質のミネラルです。
体から流れる汗を舐めてみれば分かりますが塩っぱいですね。
この体から流れ消失する水分や塩分を補充するために、
塩分も含んだ水分補給をしなければなりません!
体から塩分が少なくなると体の調整機能として、
体内の塩分濃度を一定に保つために尿量が増えて、
結果体から水分が失われます。
特に高齢者は血管の老化も進んでいますから
熱中症からくる脱水症状で血管事故の発症リスクも増えます。
熱中症からの様々な病気を防ぐためにも
塩分摂取も含めて水分補給を行う必要があります。
この汗で失った水分を補給するのに「経口補水液」があります。
ミネラル分の電解質を含んだ水です。
ドラッグストアなどで気軽に購入できますし、
自分で経口補水液を簡単に作れたりもします。
またスポーツ飲料などで代用もできます。
熱中症になる高齢者の意外な場所は!
熱中症というと炎天下の外でスポーツをし、
強い日差しを浴びてダウン。
こんなイメージを皆さんがお持ちだと思います。
実はこれは10%ぐらいで、一番多いのは住宅内です。
しかもほとんどの方が高齢の方ですね。
昨今の節電対策で自宅内でエアコンがあっても使用しない。
また設定の温度を高目に設定したりして室温が高くなり
熱中症で救急搬送されるケースが増えています。
お年寄り自体が体感温度を感じなくなっていることもありますが、
節電でエアコンを作動させないこともあります。
また気密性の高いマンションや集合住宅では、
全体に風通しが悪く熱が逃げない作りになっているので
夜間になっても室温が下がらない傾向があります。
なので熱帯夜や真夏日が続いた日は、
夜間に大量の汗をかきますので
こんな時や翌日の朝は水分や塩分の補給が大切です。
節電対策は環境問題やエネルギー問題もあって
取り組むべきことですが、
高齢者やお子さんがいる家庭ではエアコンを上手に利用して
脱水症状から体を守っていくことは重要です。
まとめ
住宅内での高齢者の熱中症はエアコンを付けていない事が多い。
単に環境問題だけの節電対策だけではなく、
電力料金の高騰や年金の支給額の問題等があります。
その背景として一人住まいの高齢者が増えて、
一人で賄うために生活自体が苦しいこともあります。
身近な対策としては電力がそれほどかからない扇風機や、
適度なエアコンの使用や、水分・塩分のまめな補給が大切です。
この夏、充分に気をつけてを乗り切っていきたいですね。
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