桜で緑色に咲く御衣黄
7年前にも紹介している、知る人ぞ知る御衣黄桜の都内のおすすめ所。
再度紹介します!
都内の桜の名所にも1本はある数少ない緑色の桜、御衣黄。
その名所に咲く御衣黄の成長の記録や場所、見頃等をご案内します^^
緑色の桜はここの御衣黄が東京一!
御衣黄が植えてある公園は数ありますが、すべて樹がショボく枯れかかっているようなものがほとんどです。
新宿御苑、小石川後楽園、浜離宮、播磨坂等の御衣黄はすべて鑑賞に堪えません。
誰が見ても立派な桜だと言えるのが長崎公園の御衣黄桜です。
御衣黄が咲く豊島区長崎公園は日本一かも
東京の豊島区にある長崎公園の緑色の桜、御衣黄は形、咲き方バランスはとても素晴らしいです。
日本全国の桜を見てまわっているわけではありませんので、実際はどうなのか分かりませんが、その姿かたちは日本の御衣黄トップ5以内に入っても不思議ではないくらい、長崎公園の御衣黄はとても美しく咲いています。
放射状に伸び、そしてシンメトリーな咲き方。
御衣黄という品種だけでなく、桜全体で見ても品評会があれば優勝といわれても不思議ではありませんね^^
長崎公園はこの御衣黄だけでなく手前に咲くピンク色の八重桜もとてもきれいです。
そして、この八重桜と御衣黄のコラボレーションはまた素晴らしいです。
同じ時期に咲くので、一緒に鑑賞できます。
緑とピンクの桜を咲く比べできるのもここの公園です!
御衣黄の後ろに咲いているのがソメイヨシノです。
豊島区発祥の桜と御衣黄が時期をずらして咲き続けます。
御衣黄が咲く長崎公園の場所は
この御衣黄が咲いている長崎公園は豊島区長崎3丁目にあり、西武池袋線の東長崎から歩いて5分の地にあります。
●豊島区長崎公園
住 所:長崎3-25-15
最寄駅:西武池袋線東長崎駅徒歩5分
ここは50年ぐらい前までは学習院大学の職員住宅の空き地で、豊島区の公園となったのは今から20年前ぐらいでしょうか。
道路を隔てて向かいには児童遊園があります。
いつも3、4時過ぎには近くの幼稚園や小学校の児童たちが遊びまわる地域の憩いの場所です。
御衣黄桜の見頃は
御衣黄の開花は毎年ソメイヨシノが咲き終わる頃から開花が始まり、4月10日前後に見頃を迎えます。
一般的な桜の開花はソメイヨシノを基準として発表していますから、
御衣黄の見頃はそれから10日から2週間後ぐらい、として考えて頂ければよいと思います。
ちなみに2024年は長崎公園の御衣黄をすっかり忘れておりまして4月15、6日にあわてて撮影に行った次第です。
この桜は八重咲でソメイヨシノよりも後から咲きますが、花の開花期間は少し長いです。
最初は黄緑色で咲きますが、しばらくすると花弁の中心部がピンク色に変化していきますので、時間の経過とともに色の流れゆく変化も楽しめます。
御衣黄と八重桜のコラボが美しい
先にも紹介していますが、御衣黄と手前に咲く八重桜の薄緑色と濃いめのピンクの花のコラボが美しい。
この長崎公園の桜のように、この色の違う二種類の桜が一つの絵に収まるのは珍しいと思います。
八重桜の方が樹が若いですが、どちらも枝ぶりが良く花の付き具合や花のきれいさも申し分がない桜です。
あまり地元の人たちにも知られていないのでは思うくらい、ひっそりと咲いています。
八重桜は厚みがあり、花の大きさも同じ八重桜よりも大きく花の付き具合も多いと思います。
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御衣黄の花 画像で見る長崎公園の直近7年間
初めて長崎公園の御衣黄を見たのは7年前です。
その花の咲いた姿は御衣黄という品種だけでなく、桜全体で見てもその形全体を見てもとてもきれいで驚きました。
それ以来忘れない限り毎年訪れています。
なぜかこの珍しい御衣黄を身に訪れる人はこの頃からあまり見かけません。
2020年ぐらいまではそれほど成長が余り実感しませんでしたが、3年ぶりの御衣黄の成長には驚きました。
樹の立ち姿がカメラのフレームにいつものような収まらず、樹勢が広がり枝の成長を感じました。
栃が良いのでしょうか?
それともまわりの環境か?
果たしてあまりにも地域の方たちが存在に気付いてくれないので、思い切り枝を広げ存在をアピールしたのかもしれません。
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新宿御苑の御衣黄と他とも比べる
東京以外でウェブ等で御衣黄の画像をみるとそれなりの咲き方をしています。もちろん長崎公園の御衣黄の花姿にに迫るものはありません。
しかし都内の見てきた御衣黄はほとんどが、樹が朽ち果てる寸前です。決してオーバーではなく!
それでは新宿異御苑の御衣黄を見てみます。
この御衣黄のすぐ隣にあった御衣黄の木の一部が上の画像です。
この時、全体の画像は撮影してなく、わずかに上部の幹に咲いていた御衣黄です。あれから9年が経ちますので今では枯れているのではないかと思います。
この品種の宿命なのか、東京の空気に合わないのか何故かやせ細り青息吐息の桜です。
そしてこれが、今年撮影した小石川後楽園の御衣黄です。
播磨坂の黄色の桜は御衣黄とばかり思っていましたが、画像フォルダを見ると御衣黄ではなく同じく、鬱金(ウコン)でした。
御衣黄は鬱金サクラの枝替わりではないかといわれており、これも黄色の桜の宿命か勢いがなく上には伸びて、下には枝がなく全体にもの足りなさを感じます。
足立区都市農業公園と荒川の五色桜の御衣黄は期待できる!
これまで都内の御衣黄の惨状を紹介してきましたが、都内でも割ときれいな御衣黄を見ることができます。
それはタイトルにもありますが、足立区にある都市農業公園と隣接する荒川土手の通称「荒川の五色桜」と呼ばれる地に咲く御衣黄です。
都市公園の御衣黄はまだ樹が若いので枝の広がりは小さめですが、今後大きくい成長していけば長崎公園の御衣黄に近ずくかもしれません。
今から5年前の画像なので一回り以上は大きくなっていることだと思います。
したは、荒川土手に咲く御衣黄です。
数百メートルにわたって荒川土手に咲く桜の中に御衣黄があります。
樹の形はまずまずですで病気位に侵されている感じではありません。
もっと放射状に伸びていれば良いかなと思いますが、ここの御衣黄もキレイに咲いていました。
まとめ
豊島区長崎公園の御衣黄について紹介してきました。
御衣黄の桜の見頃はソメイヨシノ見頃よりも10日くらいから2週間ぐらい遅い展開です。
都内では珍しい桜なので見に来てはいかがでしょう。
ひっそりと咲き、他の公園みたいに人が多く訪れることはないので、ゆっくりと黄桜を堪能できます。
ベンチもあり児童遊園もありますので、ご家族ずれにもおすすめです^^
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