長野県には3つのアルプスや、誰でも一度は聞いたことのある高原や温泉が県内の各地にあり、どこに居ても大自然を身近に感じられる環境に恵まれた地域です。
また、県内の各地域は首都圏や中京圏とのアクセスにも恵まれ、そんな環境を求めて移住を希望される方が年々増加傾向にあり、移住したい都道府県ランキングの1位(2018年版田舎暮らしの本)にも選ばれています。
しかし、実際に長野県に移住を求め田舎暮らしを進めていくには憧れだけでは成功しません。移住をすすめていくためには必要なプロセスがあります。
まだ漠然と長野県に移住を考え始めた方に、これからどのようにして進めていけば良いのかをまとめてみました。
長野県に移住をすすめていくうえでぜひ参考にしてみてください。
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長野県に移住するための必要なステップ
あなたが何故長野県に移住したいのか考えてみましょう。
憧れだけで明確な目的がないまま進めたために、移住後に後悔する。そんなことが起きないように目的をはっきりと決めていく必要があります。
移住後に長野県に移住して良かったと思えるように、しっかりと事前準備し計画を立てて進めていきましょう。移住するための計画をStep1~8までの項目にまとめてみます。
●移住の進め方
Step1 移住の目的を明確にする
Step2 移住の条件を決め地域を絞り込む
Step3 移住先の情報を集める
Step4 移住希望地に行ってみる
Step5 仕事を探す
Step6 住まいを探す
Step7 移住前の準備
Step8 移住後の挨拶回り
各項目を家族やパートナーの方と話し合い、それぞれ順番に決めていきましょう。
長野県に移住したい!相談できる場所は
Step4にある情報の集め方として長野県では東京、名古屋、大阪に移住を相談できる窓口があり、相談員が常駐し県・市町村の移住に関連した支援情報等の案内とともに、移住についての相談に対応しています。
また県の施設とは別に東京では、NPO法人ふるさと回帰支援センターが東京・大阪を除く45道府県の自治体と連携して地域の情報を提供しています。
センター内には長野県ブースがあり、専門の相談員が移住への問い合わせや相談に対応しています。
以下、それぞれの担当窓口の住所と連絡先です。事前に予約をいれてからのご相談がおすすめです。
また銀座NAGANOでは、ハローワークの就職支援ナビゲーターが常駐し就業相談を行っていますが事前予約が必要になります。
●長野県移住・交流センター
相談時間:月曜~日曜 午前10時00分~午後6時00分
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座 5-6-5 NOCO 4 階
(信州首都圏総合活動拠点”銀座 NAGANO”内)
電 話:03-6274-6016(移住交流相談)
メール :tokyo-ijucenter@pref.nagano.lg.jp
ハローワークの就職支援ナビゲーターによる就業相談
火曜日~土曜日 午前10時~午後6時 ※事前予約が必要
●長野県名古屋移住・交流サポートデスク
相談時間:月曜日から金曜日の午前9時30分~午後5時まで
土曜日、日曜日、祝日は休業
所在地: 愛知県名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル4階
長野県名古屋観光情報センター内
電 話: 052-251-1441
●長野県大阪移住・交流サポートデスク
相談時間:月曜日~金曜日、午前9時30分~午後5時
土曜日、日曜日、祝日は休業
所在地:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800大阪駅前第一ビル8階
長野県大阪観光情報センター内
電 話 :06-6341-7006
※住所電話番号等は長野県HPより引用
●ふるさと回帰支援センター
相談時間:火〜日曜 午前10:00〜午後6:00
月曜日、祝日は休業
所在地:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8F
電 話 :03-6273-4401
メール:info@furusatokaiki.net
ふるさと回帰支援センター http://www.furusatokaiki.net/
それぞれの相談窓口では長野県に移住を希望するUIJターンの方に、県内市町村の移住施策や住居、就職についての相談や各種情報等の提供を行っています。
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長野県に移住を希望する人への情報提供とは
各相談窓口では移住の相談とともに移住に関連した情報提供を行っています。
市町村ごとに違う子育て支援・住まいの支援情報や、東京・名古屋・大阪で開催する移住相談、イベント・セミナー等の紹介もしています。
主だったものは下記になります。
・各市町村、地域移住相談会
・楽園信州移住セミナー
・転職セミナー
・新規就農相談会
・移住体験ツアー
・空き家バンク
・学生をメインに若年層の就活相談の案内
・市町村移住窓口への案内
・地域おこし協力隊の募集情報
この他にも移住に関連した相談にも対応しており、また具体的な問い合わせ等も市町村担当者と相談者を繋ぎ、より詳細な情報が届く手配を行っています。
田舎暮らしに向かない人は
田舎暮らしに憧れて移住を希望される方は多いです。
そのための情報収集も必要ですが、初めから長野県(田舎暮らし)の生活に向かない人達もいらっしゃいます。あえて言えば、移住を絶対におすすめしない人達です。
自治体の窓口では決して口に出して言えない人達です。
そんな人達のパターンを5つにまとめてみました。
1.人とのかかわりが嫌な人
2.地域の行事に関心のない人
3.車の運転が嫌い、免許を取る気がない
4.収入が下がるのを避けたい人
5.極端な虫嫌い
以上が移住に向かない人の主なパターン、事柄5つあげてみました。
1の人とのかかわりが嫌な人は根本的には田舎暮らしは向きません。
地方での暮らしは地域との結びつきが強く、お互いに助け合い協力し合いながら生活をしています。
お住まいの地域によって違いはありますが、都会のようにお隣さんであってもどんな人が暮らしているか分からないような、希薄な近所付き合いとは違います。
2の地域の行事の中にはお祭りや運動会等のイベントがある地域もます。
運動の苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、裏方でも良いので色々なイベントに積極的に参加することで地域の方たちと馴染みやすくなっていきます。
長野県(地方)は車が必需品です!
長野県で生活する場合、車は必需品です。
県内での通勤は車がメインになり、もちろん住まいと会社が駅やバスの停留所に近いのであれば、車を使用せずとも通勤は可能ですし実際に電車等を利用されている方もいらっしゃいます。
しかし、大都市に比べ電車の本数や、バスの路線が極端に少ないのが実情です。
また通勤でなくとも、生活用品等の買い物に行くスーパー、病院等に行くには車の使用が便利ですし現実的です。
長野県に限らず地方の公共交通はJRにしろ、民間鉄道も路線や本数が少ない。またバスの路線も少なくなっているのが実情です。
県内では住宅地に近いスーパーもありますが、幹線道路沿いのアクセスがよい場所に広い駐車場を備えているスーパーが多く、大都市のように住まいから歩いて数分の場所に買い物ができる場所はごく一部の地域です。
また、冬の寒い日や雪や雨降った日などの買い物や、お子さんをお持ちの家庭だと、お子さんが急に体調が悪くなった時、医療機関を受診する際にも車を使用したほうが非常に便利ですし安心です。
どうしても車の利用を避けてたい方は、お住まいがバスや鉄道の停留所や駅に近く、日常品の買い物ができる場所や医療機関に行きやすい場所を選びましょう。
そのためにも情報収集と実際に移住希望地を訪れて確認することがとても重要です。
車の運転が苦手な人でも慣れれば運転が苦にならなくなります。車が多く道が入り組んでいる都会よりも比較的運転はしやすいです。
また山間地であっても崖沿いの険しい道は最近では少なくなり、山深いところに住まはなければ、日常生活の運転にストレスを感じることはないと思います。
長野県での就職は収入が下がる?!
長野県の企業への就職する場合、収入はおおむね下がります。
同じ関連性のある職種に就職しても2割前後は下がると思って下さい。中には以前の給料と変わりない人もありますが稀であり、実情は厳しいのが現実です。
長野県に移住する大前提として、収入が現状維持をお求めであれば人材紹介会社に登録し、自身のこれまでのスキルが生かせる会社を紹介してもらいましょう。そのうえで長野県内にこれまの経験が生かせる職種があるのか判断することをおすすめします。
この場合、都市圏と同じレベルの給与水準はかなり難しいと思っていよいでしょう。
虫などが苦手な方は多いと思います。特に女性の方は圧倒的に多い事でしょう。
しかし、よっぽど見るのも嫌と言う方でない限り、それほど心配しなくても良いのかと思います。
山間部によっては家の周りにカメムシが沢山いたとか、家の中にヤモリが這っていたという話は聞きますが、古民家でもなければヤモリも家の中に入ることはないと思います。
東京23区内のマンションでもベランダにヤモリは現れますし、ベランダの一角に蜂が巣を作ることもあります。また植物を置いてあれば、田舎でもあまり見たことのないスズメガの幼虫の被害にあうこともます。
なので、絶対に虫などをみるのも嫌と言う方には田舎暮らしを避けたほうがよろしいと思います。
テレビで地方の自然をメインに取り上げる番組や、実際に移住された方などが紹介されると、自分も田舎暮らしに憧れをいだき移住してみたくなるかと思います。
毎日混み合う通勤電車でストレスを感じ、会社での嫌な人間関係から逃れるためにストレスフリーなのんびりとした生活を地方に求めたくもなります。
しかし、憧れや現実逃避だけでは移住(田舎暮らし)は成功しません。
移住後は少なからず当初に思い描いたようにはならないものです。
そんな時に冒頭でも書いたようにはっきりとした目的を持たないと、ちょっとした挫折で引き返すことになるかもしれません。
なんとなく田舎暮らしを希望される方で、移住する目的が見つからない方や1から5までに一つでも当てはまるものがあれば、移住を避けるのが良いと思います。
まとめ
都会生活から田舎暮らしにあこがれ、実際に移住しても思い描いていたものと違いまた戻ってくる方もいらっしゃいます。
理由はさまざまでしょう。
仕事が思ったものと違う。
職場の人や環境に合わなかった。
地域とのかかわりがうまくいかなかった。
気候等の生活環境が合わなかった。
これ以外にもあるでしょうが、だいたいこんなところが多いと思います。
事前に情報が不足して移住に失敗しないためにも、お伝えしたことを参考にして移住を進めてください。
あなたが満足した移住生活を得るためにも。
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