ランドセルは、もはや春から夏にかけての季節商品です。
テレビCMも6月ぐらいから始まっていたような気がします。人気のあるランドセルは、夏にはすでに売り切れになる物も。
特に女の子に人気のあるランドセルは、「早めにご予約を!」と言うのが、どこのランドセル売り場でも使われている言葉です。
では女の子の選び方や人気の色は何色か、また売り場での動向などを銀座、池袋にある百貨店4館で売り場担当者の声を聞きまとめてみました。
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ランドセルの女の子の選び方と人気の色は
百貨店のランドセル売り場で、今年入学した女の子の人気の色を聞いてみると、一番人気はやはり赤系です。
ただし赤系と言っても従来の真っ赤というわけではなく、ややピンクがかった赤系ということでした。
次に売れている女子のランドセルの色は、キャメル(茶)系・ラベンダー系の色がどこの売り場でも人気があります。
では女の子がランドセルを選ぶ基準は何かを調べると次のようになります。
●女の子の選ぶランドセル
・見た目のかわいい色
・かわいい刺しゅう・ワンポイント
女の子が選ぶものは圧倒的に見た目の可愛いランドセルです。
真っ先に飛び込んでくるのはまず色です。そしてランドセルの開け閉じするカブセ(蓋の部分)やサイドの刺しゅうやステッチの可愛らしさ。
ハートや花をあしらったデザインの刺しゅうや、ワンポイントになる鋲の可愛らしさで女の子は選ぶ傾向が強いです。
それに対して親、特に母親が子供に使わせたいランドセルというのは
●親が選ぶランドセル
・飽きのこない色
・可愛らしい刺しゅうが少ない
すべての親が当てはまるわけではありませんが、一回目で決まらない理由は子供と親の考えが違うことです。
その理由を店員さんに聞くと、6年間使用するので可愛い色やデザインで、上級生になっても飽きないで使えるか。
また見た目が可愛すぎて、いじめに合わないか。
以上のことが心配で、可愛さ重視で決めるのは親としては悩む場合が多いようです。
なので、ランドセルは売り場に来ても一回目で決まらず、その後何回か来てようやく決まるというパターンも多いそうです。
一回目で決まらないのは、女の子が選んだランドセルと、親が望んでいる色やデザインが違うことが多いからだそうです。
最終的には子供が自分で選ぶランドセルを購入することが多いのです。
ランドセルを女の子が選ぶ際の注意点
ランドセルを決める時、選ぶさいの大事な注意点があります。
それは見た目や色も決め手の重要なポイントになりますが、それ以外にも
・背負いやすさ
・軽さ
・丈夫さ
以上の3点もも気になるポイントになります。
ちばん大事なのはランドセルを必ず背負って、実際に試すことです。
何をお試しするのかは重さです。
女の子は男の子に比べ相対的に筋力は弱いので、ランドセルを背負った時に感じる重さは重要です。
ランドセルは革製品、牛や馬(コードバン)の平均的な重さが約1,500グラム。
これに対して人工皮革(クラリーノ)1,200~1,300グラム。この約200~300グラムの違いは小学1年生にとって負担は違ってきます。
実際に売り場で背負っても、入学してからはランドセル中にノートや本をいれるので実際はもっと重くなります。
ならば女の子は人工皮革が良いのかということになりますが、実は重さだけで測れるものではありません。
背中とランドセルのフィット感で重さが違ってきます。どういう事かというと、
大人でも両肩掛けのデイバック(リュックサック)も、肩ベルトを調整して背中にフィットするように調整すると、同じ重さのあるものでも肩にかかる重みもだいぶ違います。
背中とバッグにすき間がなくフィットすると肩にかかる重さは違ってきます。
ランドセルは肩ベルトが体との接触面積を広くして、フィット感を高めた作りになっている肩ベルトが一番のおすすめです。
セイバンの「天使の羽」がそのタイプで、他のメーカーでも似た感じの作りの肩ベルトがありますので、実際に売り場で背負って背負い心地の良いものを選ぶようにしましょう。
このタイプのランドセルであれば、革製でも約200~300グラム重くなってもそれ程負担は感じないと思います。
なので数字上の重さだけでなく実際に背負って体感する重さを、通学時と同じようにランドセルの中に詰め物を入れて比べてみることをおすすめします。
もっとも、人工皮革であればなおのこと重さの負担は減るとことになります。
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ランドセルの色、近くの小学校で調べた結果は
ランドセルの色に興味があり、実際に近くの小学校の1年生から6年生までどんな色のランドセルが選ばれているのかを調べています。
2016年も近くのB小学校、2017年はA小学校を調べその結果が下記です。
2016年A小分のデータが紛失したり、また比較する色の赤系ピンクと赤の比較する色の線引があいまいで、2016年B小分のピンク色は赤ピンク系としてカウントしています。
また(株)セイバン社の2017年入学生のランドセル購入比率(1,500名が回答)が出ていましたので、先のAB両小学校を同じ色分けで比較できるように表を作っています。
この表はセイバン社は今年入学予定の新一年生の結果。私が調べたA小学校、B小学校は1年生から6年生です。
A・B小学校はランドセルの選択肢は一社だけではないので、当然選べる数は多くなり、色別で圧倒的に多い赤の比率が高くなったのではと推測します。
また両小学校では濃茶色やキャメルを含めたブラウン系の比率が、セイバン社と比べ高い比率になっています。
できれば新1年生だけで毎年比較したいのですが、何となく1年生の子は分かるのですが、明確にハッキリと学年ごとに区別するのは現実的に難しいので全学年の調べになりますのでご了解を。
あと調べていて気が付いたことがあります。顔が似ているので姉妹と想定できる二人連れが3組みありましたが、いずれも同じ色のランドセルでした。
お姉さんの影響は大きいと思われます。
今回、表として出していませんが男の子も調べています。
ですが男子の色は90%以上が黒で、この3年間の推移に変化なく残念ながら発表するまでもありません。
ランドセル売り場のショップの方も、男の子は親まかせが多く、同じ売場におもちゃ売り場のコーナーがあるので、ランドセル売り場よりそちらに向かってしまうそうです。
また両小学校では濃茶色やキャメルを含めたブラウン系の比率が、セイバン社と比べ高い比率になっています。
できれば新1年生だけで毎年比較したいのですが、何となく1年生の子は分かるのですが、明確にハッキリと学年ごとに区別するのは現実的に難しいので全学年の調べになりますのでご了解を。
あと調べていて気が付いたことがあります。顔が似ているので姉妹と想定できる二人連れが3組みありましたが、いずれも同じ色のランドセルでした。
お姉さんの影響は大きいと思われます。
今回、表として出していませんが男の子も調べています。
ですが男子の色は90%以上が黒で、この3年間の推移に変化なく残念ながら発表するまでもありません。
ランドセル売り場のショップの方も、男の子は親まかせが多く、同じ売場におもちゃ売り場のコーナーがあるので、ランドセル売り場よりそちらに向かってしまうそうです。
ランドセルの銀座ならではの売れ筋は
銀座の百貨店のお話ですが、ランドセルは訪日外国人客も購入されるということです。
海外ではハリウッド女優がランドセルを利用し、欧米では人気が高まっています。
デザインや機能性だけでなく、海外で人気のある日本のアニメにランドセルが度々登場するシーンもあり、その影響も大ですね。
そんな事情があって、海外からのお客さんが多い銀座でランドセルが売れています。
ちなみに購入される方は中国からのお客様だそうです。
まとめ
ランドセルの種類や色はまさに色とりどりです。
なかなか一回目では決まりにくいことが多い女の子のランドセル選びです。
色やデザインが一番の決め所ではありますが、それと同時にランドセルが背負いやすいかもとても重要です。
色やデザインで決めても、必ず背負って重さや肩にかかる負担も比べて決めるようにして下さい。
6年間一緒に過ごすので、安心して使いたいですね。
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