夏休みの自由研究に蝶々の観察をはじめてみませんか。
観察するといってもどんな事を調べれば良いのか。色々ありますね。一番多いのは卵か幼虫から成虫の蝶になるまでの観察、記録するものが多いと思います。
しかし、その場合は蝶の幼虫を見つけての話になり、いなければそもそも自由研究になりません。
蝶々の自由研究に蝶は必須ですが、
このページでは蝶がいなくても研究できる調べ方を紹介します。
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自由研究で蝶々がいなくても研究するには
今回の自由研究のテーマは
「蝶々の幼虫は何を食べるか?」つまり食べ物、エサの研究です。
これは、まだ蝶の幼虫を捕獲していない状態で、自由研究の対象とするので選んだテーマです。
一般的な蝶々の研究は、卵もしくは幼虫から成虫(卵→幼虫→蛹→成虫)になるまで観察し記録していくのが主なテーマになると思います。
ここでは、蝶々の正緒する記録ということではなく、蝶々んも好きな植物は何かを調べます。
もちろん実際に蝶々がやって来て成長する過程に変えていくのも良いです。が最悪、調べる植物に蝶が訪れなかった場合、何年何月何日から調べ始めたが、蝶は飛来して来なかったと言う研究に発表になります。
また、ここでは蝶々の好きな植物を種から植えてみます。蝶々が来なかった場合にはその植物の成長の研究になるとも思います。
なのでどんな植物に蝶々が来るのか、植物の生育も含めて研究してみましょう。
蝶々の好きな植物はなに?
では蝶々はいったいどんな植物がすきなのかを実際に調べるわけですが、決まった植物の仲間に決まった種類の蝶々がやてきます。
一般的には次のようになります。
モンシロチョウ:アブラナ科の植物(キャベツ、大根、白菜、菜の花)
アゲハチョウ:ミカン科の植物(柑橘系の甘夏、レモン、ユズ、カラタチ)
キアゲハチョウ:セリ科の植物(パセリ、人参、ウイキョウ)
この3種類は日本全国にほぼ見かける蝶なので研究対象になります。
いずれの蝶も今年我が家のベランダに蝶が訪れ卵を生みに来ています。ただ残念ながら成虫になった姿は確認できませんでした。
【モンシロチョウにおすすめの植物】
モンシロチョウの一番の好みはキャベツの葉です。がこれからの時期にキャベツを探したり、種からまいて育てるには時期的にも無理な場所が多いです。
なのでおすすめは大根の仲間の「二十日大根」です。
私の自宅ベランダ「さくらんぼ」という種類の二十日大根にモンシロチョウが卵を産みに来ています。
種をまく時期ですが、温かい地域も寒い地域でも8月からになています。でも東京の我が家では7月に種をまいて今現在すくすくと伸びています。
【アゲハチョウのおすすめの植物】
アゲハチョウは柑橘系の植物でしたら、どの種類でも訪れる可能性は高いです。
我が家のレモンの木にも今年に入って、何回もアゲハチョウは訪れ卵を産んで何匹も幼虫も確認しています。
何でこんなにレモンが好きなの?というくらい今現在もほんの数ミリの幼虫が数匹確認できます。下記の写真は今日発見したアゲハの幼虫です。
【キアゲハチョウのおすすめ植物】
キアゲハはセリ科特有の匂いにやって来ます。
もうここ5~6年ぐらい、每年数回卵を産みに来ています。宿根性で毎年春になると芽が出て成長していきますが、伸びる速さにお5日にスピードでキアゲハはパセリを食べつきしていきます。
そのたびに近くの花屋さんでパセリのポット植えを調達してきます。キアゲハのボランティアです。
ちなみにキアゲハの幼虫に触れると、頭の部分からオレンジ色の角のような触覚をだして、強烈な臭いを発生させます。
この臭いはセリ科特有の植物の臭いです。
もしキアゲハの幼虫を発見したら、試してみましょう。そして何でこの臭いを発生するのか自分なりに考察してみましょう。
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以上、蝶々の好きな植物を紹介しました。
もちろん家にない植物がほとんどだと思いますので、園芸店やホームセンターで種や苗をを購入したりする必要が出てきます。
また夏休みの期間中にチョウが訪れないことも考えられます。その時の研究発表ではこ時期においては蝶が来なかったという事実に、それはなぜかという、自分の考察を発表すれば良いのです。
そして興味があれば、継続として夏休み以外にもどんな時期にどんな蝶が訪れて卵を産みに来るか調べ、時間の自由研究に繋いでいけば良いのです。
けして夏休みの期間に蝶々が来ないからといって、その研究はだめになったわけではありません。
その調べた期間には蝶々は訪れなかったいうことがわかったわけですから。
さらに詳しく蝶々を観察してみたい方は、お近くの図書館に小学生を対象にした蝶々について調べた本があると思いますので、借りてみて蝶々の観察ポイントを探してみて下さい。参考になりますよ。
蝶々の観察の思い出
私が小学生の頃にあった学習雑誌で、「○年生の化学」という雑誌が小学校で定期で販売されていました。
その付録に蝶の幼虫をいれて観察するキットがあり、ちょう度タイミングよく自宅の木に蝶の幼虫らしきものを捕獲し、どんな蝶になるか毎日わくわくしながら観察した記憶があります。
もう数十年前のことです。捕まえたのは成虫になってから分かりましたが、ゴマダラチョウでした。捕獲した木は「エノキ」の葉にいたところを捕獲したのです。
他にも自宅近くのカラタチの木にアゲハの幼虫がいたのを覚えています。
小学生の頃は何であんな芋虫からきれいな蝶に生まれるのか不思議でした。
生き物の神秘の世界を、初めて体験したできごとでした。
まとめ
夏休みの自由研究に蝶々について調べることを提案しました。
一般的な蝶の成長の記録ではなく、どんな植物に訪れるかということについて調べてみましょう。
よく言われている蝶の好きな植物が本当にそうなのか、果たして訪れて卵を生むのかといことです。
もし蝶が期間中に来なくてもそれはそれで考察することができます。
都心にいても田舎にいても身近に接することができる蝶は、絶好の自由研究の対象になります。
ぜひお子さんと蝶々が訪れるか観察して下さい。
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