運動会のかけっこは、速く走れるお子さんにとっては待ち遠しい競技ですが、足の遅い子にとってはこれほど嫌な種目はありません。
最下位のビリになっても、悔しい気持ちを持たないお子さんもいらっしゃるでしょうが、
悔しくて、もう少し上の順位を目指したいお子さんもいると思います。
そんなお子さんを応援したくても、どのようにアドバイスをしてよいか分からない親御さんは多いと思います。
そんな思いを持つお父さんお母さん!
走り方を変えるだけで、速く走れるコツがあります。
一等賞は無理でも、今より早く走れるようになります。
かけっこでビリより上を目指したい。
そんなお子さんのお悩みを、少しでも解消できる走り方を紹介します。
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運動会のかけっこでビリにならない走り方とは
走り方を変えるだけで、今まで以上に速く走れることができます。次に紹介する走り方をお子さんにアドバイスしてあげて下さい。
この走り方をイメージし、実行することでかけっこのビリから脱却することが可能です。
ぜひ試して下さい!!
●速く走るコツ
「肘をしっかりと曲げて腕を大きく振る!」
「脚を高くあげ地面を強く蹴り出す!」
速く走るコツをスッキリとまとめると、以上の2点になります。
言葉で表すと簡単ですが、実際に意識して行なうにはやはり何回か練習をしないと速くは走れません。ただ上の2項目を常に意識して走るとスピードが実感として違うのが感じられると思います。
更に補足してスタート時から走り出してからの動きを解説します。
●スタート時の構え
・目線は斜め下を見る
・体を前傾にして重心を前の足にかける
・両足の間隔は靴一つか一つ半にする
●走り出してから
・地面を強く蹴る
・腕を大きく振る
・肘と膝の角度は90度にする
・5、6歩走ったら目線はゴールへ
かけっこは腕の振りと、脚の動き方を上記のように意識するだけでスピードは違います。まずスタート時では目線をゴールに向けず斜め下に向けながら体を前傾姿勢いし踏み出している前足に重心をを載せます。
スタートしてからは肘を90度に曲げてわきを締め、真っ直ぐ後ろに大きく振ります。脚は肘と同じく直角の90度に曲げ高く上げて反対の足で地面を強く蹴り出します。お尻に付くくらい脚の蹴りを強くしかかとをあげます。
走り出したら目線はゴールの先を見て前傾姿勢で走り抜きます。
以上のアドバイスはこの時期になると体育の家庭教師派遣をされ、かけっこの走り方の短期レッスンを指導するスペシャリストの水口高志さんが、読売新聞の紙上で解説されていたのをまとめてみました。
さらにもっと詳しく知りたい方には同氏が著した「足を速くするにはコツがある」に詳細に説明されていますので、興味のある方はお手にとって見て下さい。↓
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運動会のかけっこでトレーニング以上の大切なこと
かけっこで速く走るには、やはり毎日の練習つまりトレーニングが必要です。
しかし最近はその練習を継続することが難しいくらい、基礎体力のない子が増えています。
かけっこで50メートルを走りきれずに、後半でバテてしまう体力のない子もいます。かけっこするにも走りきれる体力がないということです。
子どもは小さの時から体を動かして遊びながら自然と体力をつけ、体の機能や使い方を自然にマスターしていきますが、塾やスマホ等のゲームで体を動かさにお子さんが増えているのも体力のないお子さんが増える要因だと思います。
また家庭の事情で朝食抜きのお子さんも最近増えています。そんな背景も、体力のないお子さんが増えている要因なのかもしれません。
かけっこでビリになる子も脚が遅いだけでなく、いろいろな背景があるわけです。普段からの体を動かす遊びの中で体力をつけ、適切な食事で体力をつけていくわけです。
かけっこでお子さんがビリになったとしても、お子さんを責めずに何が原因で遅かったのか背景を考え、次回の時に頑張るように応援してください。
けして熱くならず、自分の思いを押しつけずに完走したら「良く頑張ったね!」との一声かけてください。
まとめ
運動会のかけっこを楽しみなお子さんもいれば、嫌なお子さんもいます。
かけっこがいつもビリでそれを気にして憂鬱なお子さんもいるのも事実です。そんなお子さんのために、かけっこを速く走れるコツを紹介しました。
もう一度簡単に説明すると
「肘をしっかりと曲げて腕を大きく振る!」
「脚を高くあげ地面を強く蹴り出す!」
以上の2点になります。
また少数ですが、体力のないお子さんには日頃の遊びを通しての体力づくりや、栄養などを考慮して改善されていくことをおすすめします。
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