ポインセチアを翌年も楽しむには植え替えが必要です。
クリスマスまでは赤い葉が付いた状態のままですが、
年が明けて寒さが本格的になると、
室内で飾っていてもポインセチアは落葉が始まります。
ひどい場合は上に葉を数枚残っているだけや、
棒状になって葉が残っていない場合などもありますが、
植え替えや剪定をすれば復活する場合があります。
また、葉がしっかりと残っていても植え替えは行ないましょう。
ポインセチアの植え替えや培養土、剪定方法など
興味のある方はご覧になってください。
1年で終わらせないポインセチアの楽しみ方をチェックしましょう。
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ポインセチアと植え替えの時期と剪定はどっちが先にするの!
ポインセチアの葉が数枚になっても慌てないでください!葉はわずかでも、
根が枯れてなければ春に新しい芽が出て葉が茂ります。
たとえ葉がなく棒状になっても、ポインセチア復活する可能性があります。
ポインセチアは夜中の気温が10度以下になり始めると
葉は次第に一枚ずつ落葉していきます。
自然の摂理といいますか、元々熱帯地方で育つポインセチアは
日本の冬では休眠状態になり、葉を落とし活動を自粛します。
それは春になって活動するための小休止と考えていいと思います。
葉が落ちても根が枯れきっていなければ、春になるとまた新しい芽が出て
わき芽から葉がどんどんと茂っていきます。
当然春になると根の活動が活発になり始めますから、
土(培養土)も新しくし植え替えが必要になっていきます。
●ポインセチアの植え替えする前に剪定
ポインセチアの剪定は植え替えする前に行います。
この剪定のことを切り戻しとも呼びますが、剪定も切り戻しも同じ意味です。
剪定(切り戻し)の時期と方法ですが、
3月から5月ぐらいまでの植え替えする前の時期に行ないます。
剪定の方法は下から2から3節位の15センチ~20センチぐらいでカットします。
カットする時に切り口から白い乳液が出ますから、それには触れないでください。
かゆくなったり、かぶれたりしますのでカットするときは注意してください。
植え替えする時期の目安としては、桜の花が散ってから2週間後から5月中位まで、
関東以南の地方であれば、4月上旬ぐらいからが植え替え時期の適期になります。
挿し木でポインセチアを増やしたい場合は早めの3月中に剪定して
挿し穂を伸ばすようにした方が良いですよ。
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ポインセチアの培養土と挿し木の方法
まずポインセチアを鉢から抜いて株下の根と、
株上の古くなった根と土を手で軽く取り除き、一回り大きい鉢に植え替えます。
ポインセチアの植え替えするときの培養土は、
一般の草花用の培養土を使うと簡単で手間がないですが、
ご自分でブレンドする場合は下記を参考にしてブレンドしましょう。
●ポインセチアの培養土の作り方
ポインセチアの培養土を作るための用土の配合する比率は、
赤玉土(小から中粒)7:腐葉土3の割合が基本の培養土になります。
この配合比率は一般の草花類の培養土と同じものです。
さらにオリジナルのポインセチアの培養土を作るならば、
赤玉土(小粒)6:腐葉土3:乾燥牛糞1をブレンドした物を使うと、
ポインセチアの育成にはとても効果的です。
以上の配合された培養土を使用して植え替えを行ないます。
そして次に1サイズ大きめの鉢を用意して鉢底に水の流れと通気性を良くするため
軽石を敷きつめ、ブレンドしたポインセチアの培養土を入れて植え替えします。
●ポインセチアの挿し木と土
ポインセチアの挿し木(挿し芽)は新芽が5月位から伸び始めますので、
新葉がそろう6月~7月ごろに茎の先端7~8センチ位の長さにカットし、
すぐに水につけて茎から出る白い乳液を全部出してから挿し穂を作ります。
水に一時間ほど浸けて水あげをします。
葉は2~3枚残しますが蒸散を抑えるため葉を半分にカットし、水分を拭き取った
切り口に発根剤を付けて、半日陰の場所においた挿し床に挿します。
この白い乳液状のポインセチアの樹液は触れるとかぶれる方もいますので、
手に付いたら、洗い流してください。
挿し床は挿し木(挿し穂)用の土か赤玉土(小粒)だけの用土を使用します。
8月ぐらいになると根が充分に発根しますので、5合鉢に3本植えにし
新芽が2~3本ぐらい出てきたら、前からある先端をカット(摘芯)します。
9月ぐらいまでは外の良く日の当たる場所で管理します。
風通しの良く午後からは直射を避けムレないように気をつけましょう。
このままの管理ではクリスマスの時期には花が付き葉は赤くなりません。
ポインセチアの葉を赤くするには方法があります。
それは次ページで→ ポインセチアを赤くするにはどうするか 短日処理と期間は!病害虫は!
まとめ
ポインセチアを植え替えすれば次の年も楽しめます。
挿し木で増やすことも容易にできるので挑戦してみてください。
年末までに葉が落ちて棒状になっても、
根が枯れていなければポインセチアは復活します。
1シーズンだけで処分するのは可哀想ですしもったいないです。
ぜひコチラを参考にしてまたポインセチアを楽しんでください。
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