夏休みの自由研究はテーマ探しに苦労しますね。
お子さん本人だけでなく親御さんも気になるところです。
でも研究は自由なのですからここは難しく考えずに身近なところで研究テーマを選んだらどうでしょう。今回おすすめするのは雑草をテーマにした研究です。
雑草と言っても身近に生えている草花です。つまりお花屋さんで販売している植物ではなく、道路わきに生えていたり学校の校庭や空き地や公園の片隅に生えている植物をテーマにした物で、植物に興味のあるお子さんにおすすめする研究です。
小学校低学年向きの研究テーマと高学年に向く研究方法を紹介します。
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夏休みの自由研究を雑草をテーマにした調べ方
まず夏休みの自由研究で雑草をテーマにするにあたって、そもそも雑草とは何の植物なのかということになりますが、植物の分類に雑草の項目はありませんので、ここは身近に生えている草花(雑草)とします。
自由研究を雑草について調べるのに低学年と高学年では調べ方は当然違い、高学年のほうがより深いテーマにしたほうが良いでしょう。
最初に調べるのに最低限の必要な物をかき出しますね。
●雑草を自由研究で調べるのに必要な物
・植物図鑑
・スケッチブック
・色鉛筆
・カメラ(携帯電話かスマホ)
以上は用意してほしいものです。植物図鑑は買わなくても図書館で借りましょう。
私の家の近くの図書館でも下記の写真の植物図鑑などが借りられます。
改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑
ぜひ身近にいつでも図鑑を持って調べたいということであれば、雑草図鑑を購入し、色々な身近の雑草を調べてみましょう。
また記録として自由研究に使うためにもカメラで雑草の写真を撮ります。スマホなどでもプリントして残せるのであれば、デジカメでなくとも活用します。
それとは別に自分の記録として植物をスケッチして色鉛筆等で描いていきましょう。絵の上手下手ではなく自分で見たものを書き残すことは研究するにあたって重要な事です。
写真だけでなく自身の手で書くことで鮮明な記憶として残ります。
できれば数種類をスケッチして描いたり、押し花を作ったりしてオリジナルな植物図鑑を作ってみるのもおすすめです。
夏休みの自由研究で雑草をテーマに低学年が調べることは
小学校の低学年生が雑草を研究テーマにして調べることの目的は、
自分の生活している周辺に植物(雑草)が、どこに、どんな雑草がどれくらい生えているか調べてみましょう。
これは普段あまり空き地や道路わきの植物(雑草)に多くの子供達は余り興味を持たないと思います。自分が生活している身近な範囲でしっかりと生きている植物の実態を難しく考えずに捉えて欲しいからです。
夏休みという一年のごく僅かな期間の雑草ですが、興味が湧けば一年を通してどんな雑草が生えているか、その色の変化や花の色、長期にわたればその年の気候条件の違いで変わる植物の変化(花の咲時期の違い)などからこれからの地球温暖化にも興味を示してくれるかもしれません。
それほどまで考えが及ばなくても自分以外の生き物の変化に興味を持つ事につながればと思います。
●小学校低学年が雑草をテーマにした自由研究の調べるポイント!
・いつ調査したのか?
・どこに生えていたか?
・どんな雑草か?
・どれぐらい生えていたか?
どこに生えていたのかは、たとえばコンクリートやアスファルトの割れ目からなのとか、家のプランターあるいは公園の花壇のわきとか、地方だと田んぼのあぜ道や畑の果樹の木の周りとか色々な所に雑草は生えていると思います。
どういう場所に生えていたか分かるように写真で記録を撮ります。その日と撮影時間もデジカメやスマホだとデーターとして残りますからこれでいつ調査したのかが分かりますね。。
その花や葉の特徴のある部分をスケッチして色鉛筆で着色します。いくつか描きためてまとめるとオリジナルの図鑑が完成します。
どんな雑草かは図書館で借りてきて調べます。名前が分かれば正式な名前を書きます。
どれぐらい生えていたかというのは群生した状態で同じ草がたくさん一緒に生えていたのか、あるいは単独で生えていたのかまた周りの雑草はどんな種類があったのか書いてまとめてみます。
まとめ方は「夏休み自由研究のまとめ方とレポートやテーマの見つけ方の方法とは!」のページを参考にして見てください。
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夏休みの自由研究で雑草をテーマにした高学年向きの調べ方は!
自由研究で雑草をテーマにした高学年向きは、低学年向きで調べた物をさらに掘り下げて調べていきますが、基本的に調べる項目は同じでさらに詳しく調べます。
そして自分なりにそこで考察したことや疑問に思ったことを調べます。
調べる基本は低学年での4つポイント以外に下記に書いてあることを調べ自分なりに考察してみましょう。
●小学校高学年が雑草をテーマにした自由研究の調べるポイント!
・どこに生えていたか?⇒日当りが良い直射日光が一日中当たる場所か、午後から日陰になる場所か。日の当たらない場所か湿気の多い場所か木の下の木陰になっているところか
・どんな雑草か?⇒植物の名前はもちろん何科に属するか、他の同じ科の植物はどういう種類があるかまた近くに同じ科の植物が生えているか。花の色や葉の形の特徴などをスケッチしてまとめてみます。
・どれぐらい生えていたか?⇒群生して同じ雑草がまとまっているのか、また近くに生えているが距離が離れて点々として生えているかそれぞれの場合に何故か考察してみましょう。
以上まとめてポイント書いてみましたが、それ以外でも気になることや調べてみたいことを書き出してまとめて見ましょう。
普段なにげなく見ている風景に雑草を通して色々と興味が湧いてくると思います。また身近な植物だけでなく、夏休み中に旅行した先でも雑草を写真に撮って自分の住んでいる所の雑草と違いがあるのか無いのかも調べてみると面白いと思います。
まとめ
夏休みの自由研究で身近に存在している雑草を調べてみましょう。
調べて分かったことだけをまとめてみるだけで良いと思います。
ふだん身近に生活している場所に色々な植物が存在していることに気づきます。
地球上では人間だけが生きているわけではなく、いろいろな動物や植物の命が息づいています。
雑草を通して生き物(植物)に興味を持つことのきっかけになれば良いことだと思います。難しく考えずに今年の夏休みは身近な植物と接してみましょう。
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