子供にとって遠足や旅行などの遠出はとても楽しいものですが、乗り物酔いのある子にはつらいものになります。
せっかくの楽しいイベントが乗り物酔いを考えると、お子さんにとっては負担に感じるかもしれません。
そんな乗り物酔いになる原因がわかれば、酔いにくくなる対策がみえてきます。
ではその原因と対策を紹介します。
せっかくの楽しいイベントも、悲しい思い出にならないように参考にしてください。
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乗り物酔いになる意外な原因
乗り物酔いのほとんどの原因は、自律神経の乱れによるものです。
前日からの乗り物酔いに対しての不安や緊張感などのストレスと、睡眠不足やお腹の状態なども乗り物酔いに影響します。これらのすべてが自律神経を乱れさせて乗り物酔いになるのです。
また、よく言われることで、耳の中の平衡感覚を保つ三半規管のバランスの乱れが原因と言われます。
これも、乗物などの揺れが目で認識したものと、耳の奥の内耳にある三半規管とのずれが生じ、その結果として自律神経が乱れ乗り物酔いになります。
●お子さんに酔い止め薬の効果がないのはなぜ?
乗り物酔いを防ぐために酔い止めの薬を飲み、ほとんどの人は薬の効果で乗り物酔いにならずにすみますが、まったく酔い止めの薬の効果がなく、乗り物酔いになってしまうお子さんもいます。
実はこれこそが自立神経の乱れによるものです。
酔い止め薬を飲むお子さんは、過去に酔った経験のあるお子さんがほとんどだと思います。
そのことで乗物に乗る前に、酔ったらどうしようという不安になります。また、心配しすぎて直前に睡眠不足にもなったりします。
家族などもお子さんの乗り物酔いを心配すると、そのことでお子さんがより緊張しストレスにつながります。
そのことで自律神経の一つの交感神経がアクセルとなって緊張感が高まることで、気持ちを安定させてリラックスする副交感神経の働きが鈍くなるからです。
過去に乗り物酔いになった経験が脳に記憶され、それがいっそう自律神経を不安定にし乗り物酔いにつながります。
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子供の乗り物酔いを防ぐには
子供の乗り物酔いを防ぐには自律神経の乱れをなくすことが大事です。
一つはバスなどの乗物に乗る前に、気持をリラックスすることと、耳の内耳にある三半規管の働きを良くするためにストレッチを行い、自律神経を安定させることです。
●酔い止めに効果のあるツボ
車などの乗物の酔い止めには自律神経を整えるツボ、「内関」を指圧することで不安感やイライラを抑え精神を安定させる効果があります。
ツボの位置は手の平の下にある横じわから指三本分の場所で、中央のへこんだところです。
これを反対の親指で、6~8秒間徐々にイタ気持いいぐらいに2回続けて行います。前日の寝る前と朝起きてからとバスに乗る前にこれを行います。
ちなみにのこの「内関」と言うツボは、妊婦さんのツワリにも効果が期待できます。
●内耳のストレッチ
ツボ以外に内耳のストレッチも行いましょう。やり方はすごく簡単で、両耳を両手で覆い、円を描くように5回マッサージします。
これを乗物に乗る一週間前から、朝昼晩の3回行うことで内耳の三半規管の働きが良くなります。
以上のツボ押しとストレッチを行い、お子さんを安心させ、不安を取り除きます。
●高機能のエチケット袋
お子さんにとって酔うことは他の子たちに迷惑をかけたり、酔うことが恥ずかしいという気持もはあります。
それを取り除くためにも酔っても大丈夫なように、エチケット袋を持たせます。今どきのエチケット袋は高機能で、吐いたものが素早くジェル化し、
逆流防止つきでこぼれもせず、臭いも広がらないように工夫がされています。
このような高機能タイプのエチケット袋を持たせれば、まわりへの迷惑も最小限におさまります。
それと予め乗り物酔いすることを担任の先生に連絡しておきます。
以上の事柄を行って不安になっているお子さんに安心感を持たせます。また必要以上に乗り物酔いのことを口に出さずに、普段の生活の一部のようにお子さんにこれらのことを、さらっとお話をし実行します。
そして当日、不安感を取り除いた後に酔い止めの薬を飲ませます。この段階でお子さんには薬を飲んでも酔ってしまうかも、という心配を無くすことで酔い止めの効果が出ます。
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乗り物酔いを防ぐ他の重要なこと
乗り物酔いを防ぐにはツボや内耳のストレッチを行い、自律神経の働きをよくする方法を紹介しましたが、これ以外にも併せて実行することでより一層酔いにくくなるので実行してみてください。
【乗り物酔いを防ぐには】
・睡眠を十分にとる
・食事は乗車する3時間前まで。空腹や食べ過ぎない
・体を締め付ける服は着ない
・ゆっくり深呼吸してから乗る
・乗車後にスマホやゲーム、読書はしない
・バスなどの席は進行方向が見える席に座る
・遠くの景色を見るようにする
・冷たい水を口に含む
・ガムを噛む
乗り物酔いを防ぐ方法をあげてみました。
冷たい水を口に含んだりガムを噛むことで、口の渇きを防ぎ緊張感をほぐし、飲むことでむかつき感を抑える効果があります。
まとめ
お子さんの乗り物酔いを防ぐには、以上の紹介したことを実践してみてください。
緊張感がほぐれリラックスすることで、自律神経が安定して酔いにくくなります。
またバスなどの乗り物になれるためにも、これらを実行して短時間だけでも乗ってみましょう。乗物に対しての苦手意識を持たないようにし、自信を付けていくことも重要なことです。
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